◆「社会の裏側!」14……築地市場移転の本当の狙い! この裏に、電通と日本テレビ、そして GS社が蠢いていた!


               無くなった築地市場


築地市場移転の本当の狙い!

この裏に、電通と日本テレビ、そして
GS社が蠢いていた!

◆「社会の裏側!」14

~豊洲の汚染問題の陰で、水産物の流通を外国資本に支配させようという
 試みがある~

山田博士・著







やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!

今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。
 
地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせたい。
ぼくはいつもそれを望んでいます。

そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた、重い事実を、
ぜひ知ってほしい……。





★本書の概要

東京都中央区築地(つきじ)に、「築地市場(しじょう)」という
公設の卸売市場があります(ありました……という過去形がつらい)。

現在、水産物で約480種類、青果物で約270種類ほど取り扱っ
ており、本当に豊富な品揃えとなっています。とくに水産物につい
ては、世界最大級の取扱規模で、日本の「建値(たてね)」市場と
しての役割も果たしているんですね。

その供給圏は、東京都内だけでなく、関東近県にも及びます。

ところが、この築地市場がいま、揺れに揺れている。この築地市場は、
1935年(昭和10年)に開場したのですが、そのため施設の老
朽化や、築地の立地条件の良さなどから、東京都江東区の豊洲(と
よす)への移転が検討されてきたわけなんです。

★★★

ところが、移転先のこの豊洲が問題だった。

じつは、その移転先の場所は、かつて東京ガスの施設があったところ。
そしてそれに伴う土壌汚染が、「極めて深刻」だということが分か
ったわけなんですね。

東京都などは、その移転先の用地の土の上に、4.5メートルの汚
染されていない土壌を重ねて、アスファルトを敷けば問題はないと
しております(笑)。

ところが、その土壌からは、ベンゼン、シアン化合物、ヒ素などが、
環境基準を上回っていることも分かりました。とくにベンゼンにい
たっては、国の基準のなんと1500倍。

★★★

……ところが「本当の問題」は、この汚染どころじゃないんです。
それが何かと言えば……。

この築地市場の場所は、ご存じ「銀座」から歩いて行ける一等地に
あるわけですね。こんな場所に卸市場のあるところなど、世界のど
こを見てもありませんが、だから、こんな一等地を、「たかが市場」
にしておくのは惜しい。……貪欲(どんよく)な自治体や政府、企
業なら、誰でもそう思うのじゃないでしょうか。

そこで、とくに電通と日本テレビが蠢(うごめ)いているというわ
けなんです。しかしもっと裏を読めば、市場の大手卸業者の大株主に、
アメリカの大手金融資本である「ゴールドマン・サックス」がいる
わけです。

★★★

彼らが、この移転で狙っているのは何なのでしょうか。

今後の「社会の裏側!」シリーズを、どうぞお楽しみに!



★【目次】


プロフィール

(はじめに)

(第1章)

とくに水産物については、世界最大級の取扱規模で、日本の「建値
(たてね)」市場としての役割も果たしている築地……

(第2章)

ベンゼンにいたっては、国の基準のなんと1500倍もの濃度が出
ていた豊洲(とよす)に、わざわざ移転しようとは……

(第3章)

土壌汚染を検討するために東京都が設置した「専門家会議」などは、
すべて東京都が選任していた。これじゃ結果は分かるもの……

(第4章)

じつは、築地市場移転「騒動」の裏には、日本テレビと電通がいた。
しかもそのもっと裏には「GS社」が蠢(うごめ)いて……

(最後にひとこと)




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