なぜ、10代の若者の体に、「少子化を進行させるフタル酸エステル」がこれほど多いのか。この衝撃事実に隠されたニッポンの未来像とは!
◆「社会の裏側!」132
~外食好きと自宅で食事を中心にしている人とでは、これだけも数値が異なっていました。EUの「RoHS(ローズ)指令」の目的は、まさに、これだったのです。でも一般住宅の壁などにも……~
山田博士・著
やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!
今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。
地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる涙をストップさせたい。
ぼくはいつもそれを望んでいます。
そのために、「食べもの」が人を180度変え、家族を変え、
文明を変え、歴史を変えてきた、重い事実を、
ぜひ知ってほしい……。
★概要
いま、とくに外食企業たちが、その「対応に追われているも
の」があります。
それこそが、この「フタル酸エステル」……なんですね。
この名前を聞いても、そりゃナンジャラホイ……のかたも多
いでしょう、、きっと……。
ぼくの書いた本などをご覧になっているかたは、「あ、それ、
聞いたこと、ある!」……と、心の中で膝(ひざ)を打って
いらっしゃるかもしれません。
でも、日本国民のほぼ100%のかたが、この「フタル酸エ
ステル」と多かれ少なかれ、関係があります……。
つまり、どなたも、これから逃(のが)れることができない。
そう聞くと、少しは親しみも湧(わ)くかもしれません(ま
あ、別に親しんでいただく必要など、サラサラないのですが
……)。
★★★
ところが、この「フタル酸エステル」。
じつは、外食だけじゃなく、皆さんが住んでいる「家」とも
深刻な関係があることも、分かってきました(本書で詳しく
述べました)。
そんなこと、いままで誰も大声では言いませんでした。
とくにマスコミなど、そんなこととても言えません。
大切なスポンサーが、いつも後ろで睨(にら)んでいますか
らね(笑)。
それについても、今回、少しお話ししてみようかなと思って
おります。
その前に、この「フタル酸エステル」という物質。
2019年7月から、EU(欧州連合)で「大幅な規制」を
することになりました。
することになりました。
そのため、現在、これを使っている企業たちは、大慌てです。
だって、これが無くなったら、どうしたらいいのか。
いままでのように食品などを販売することが不可能になりま
すからね。
それぐらい企業にとっては不可欠な物質。
★★★
つまり、EUの、化学物質規制「RoHS指令」に、この「フタ
ル酸エステル類」の4物質が加わることが決まっています。
ル酸エステル類」の4物質が加わることが決まっています。
この「RoHS指令」。
ちなみに、これ、皆さんのお好きなロハス……とは読みませ
ん(笑)。
まあ、読むとしたら「ローズ」……かなあ……。
とにかく、この「フタル酸エステル(類)」は、内分泌攪乱
(ないぶんぴつかくらん)物質の一つであると考えられてい
るんですね。
サラッと述べておりますが、これ、じつは……大変なこと。
この内分泌攪乱物質とは、生体(せいたい)内のホルモンの
作用に影響を与えて、内分泌系の機能を攪乱(かくらん)さ
せる作用を持つ物質のことなんですね。
そして、子どもを生めなくしたり、大人のさまざまなホルモ
ン性ガンの発症へと導くのでしたね。
いまの少子化の、まさに原因でした。
★★★
つい以前まで、こうした現実がさっぱり分からなかったので
すが、現在は、こうしたことは、いまや、すでに世界的に周
知の事実となりました。
そして、「フタル酸エステル」の尿中(にょうちゅう)濃度を
調べて、食事との相関関係を調べた……というわけですね。
その結果、いやあ、驚きました。
レストラン、カフェ、ファストフード店などで「日常的に外
食」していた人たちは、自宅で料理をして食べた人たちと比
べて、尿中の「フタル酸エステル」の濃度が「35%高い」
ことが分かったわけです。
この35%……というのは、あくまで平均値ですから、もっ
ともっと高い人もいたわけでしょうね。
そして、外食が尿中の「フタル酸エステル」濃度に最も大き
く影響していたのは、なんと、10代の若者でした。
★★★
食事のほとんどを外で済ませるような若者は、家で食べてい
る若者と比べて、平均で55%も高かった……と言います。
ところが、この「フタル酸エステル」、ただ単に食事からだ
けじゃなく、皆さんがお住まいの自宅からも高濃度で検出さ
れているわけですね。
欧州の主要国では、住宅の壁紙(かべがみ。クロス)や建材
に、こうした「フタル酸エステル」が原因の「塩化ビニルク
ロス」なんてものは、一切(いっさい)使っておりません。
もちろん、病院などの公共施設にも同様です。
まあ、このようなことを、「平気な顔」をして述べておりま
す、はい(笑)。
皆さんのご家族を救うために、ぜひ、ご一読下さい。
ささささ、どうぞ、頁を……。
★目次
★(第1章)
今回、ここで述べることは、外食店で提供される食材の内容
とは、まったく別のお話です。恐らく、多くのかたは、「こん
なこと」、まったく気づかないまま、外食に依存して、短い人
生を終えられるのじゃないかなあ(笑)。いったい、「外食の弊
害」とは、何なのか……
★(第2章)
でも、日本国民のほぼ100%のかたが、この「フタル酸エ
ステル」と多かれ少なかれ、関係があります。つまり、どな
たも、これから逃(のが)れることができないんですね。な
ぜなら、ただ外食だけじゃなく、いま住んでいる家や公共施
設の建物まですべてに……
★(第3章)
そして、尿中の「フタル酸エステル」濃度がもっとも高かっ
たのは、なんと、10代の若者でした。こうした食事のほと
んどを外で済ませるような若者は、家で食べている若者と比
べて、平均で55%も高かった、と言います……
★(第4章)
日本の国民はみんな、平気で、この「塩化ビニルクロス」を
住宅の壁紙や建材に使っております。そしてそれが、一般の
住宅だけじゃなく、マンションや共同住宅、アパート、店舗、
飲食店などの建物にも。そして、病人がいる病院でさえ……。
その結果、新築住宅内では「フタル酸エステル類」7種と、
それに有機リン化合物が8種検出されたという報告もありま
す……
★(第5章)
皆さんは、言い訳がお上手です(笑)。仕事で忙しいから……
なんて理由を言うかたがいますが、自分の体がもし明日倒れ
たら、仕事や育児や介護なんて、絶対にできるものではあり
ません。いま、仕事ができるのは、過去に、自分の体を労
(いたわ)ってきた結果なんですね。はい、包丁!……
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