抗生物質が効かない!
◆「社会の裏側!」75
~マクドナルド、ケンタッキー、サブウエイで販売する肉類の抗生物質を減ら
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やあ、こんにちは。
山田博士(ひろし)です。
お元気でしたか!
今日もまたお逢いしましたね。
嬉しいです。
地球という星を平和にしたい。
そして子どもたちの頬(ほほ)に流れる
涙をストップさせたい。
空をのんびり旅する雲たちを眺めながら、
ぼくはいつもその方法を考えています。
そのために、「食べもの」が人を180
度変え、家族を変え、文明を変え、歴史
を変えてきた重い事実を、知ってほしい。
★概要
いま、アメリカ産の肉に、抗生物質入りのものが急増しているので
すが、そんな事実、あなた、ご存じでした?
まあ、もちろん、アメリカだけじゃなく、世界中で問題になってい
るのですが、ただ一つの国、日本では、なんとも呑気(のんき)な
のか、誰かの仕業(しわざ)なのか、大きな問題になっておりませ
んが……(笑)。
だから、日本では、外食企業たちも、日本で販売するメニュには、
平気で抗生物質を使ったりしています。
たとえ企業たちが自主規制をしています、などと言っても、どこま
で真実かは、誰も分かりません。
★★★
まあ、「私は肉など食べないから、あまり関係がないわ……」とい
うかたもいらっしゃるでしょうが、それは、良かったですね……と
は、とても言えません(笑)。
なぜなら……。
あなたの子どもさんやお孫さん、それに親戚や友人、知人たちが、
この抗生物質のために病気の治療もできずに突然倒れたりすれば、
それはそのまま、あなたの今後の人生に大きな影響を及ぼします。
違いますか。
自分だけ助かってもダメなんですね。
周囲の全員が健康で丈夫でなければ、人生をうまく歩くことができ
ません。
★★★
ません。
★★★
この「抗生物質大事件」は、ぜひご自分の「重大な問題」として把
握(はあく)して下さい。
最近は、とくに中国人たちが肉食をするようになり、世界の食肉需
要が急増しました。
それを受けて、豚肉、牛肉、鶏肉に含まれる抗菌薬(抗生物質)の
使用量も、大幅に増えているんですね。
肉の中でも、とくに豚肉を好む中国人が「裕福になる」にともなっ
て、ベーコンなどの需要も伸び、世界の養豚家は、肉1ポンド(約
453グラム)当たりで、牛よりも4倍も多い抗生物質を使用して
いると言います。
4倍ですよ!
★★★
鶏肉も2番めですから、豚肉とほとんど差がないんですね。
それほど、これらの肉類には、抗生物質の多用が進んでおります。
なぜ、こうした抗生物質を使うのか。
「抗生物質を使用する目的」は、大きく分けると2つになるでしょ
うね。
1つは、家畜の自然な成長など考えずに早く太らせ、儲けを大きく
したい。
もう1つは、過密状態で、しかも不衛生な条件下で飼育しても、病
気の広がりを防ぎたい(笑)。
そんな「無茶な目的」のために、抗生物質が効かなくなった……。
★★★
1941年に「ペニシリン」が実用化された数年後には、すでにペ
ニシリン耐性菌が出現しています。
つまり、抗生物質が効かない……。
しかも、その対策のために開発された「メチシリン」にもメチシリ
ン耐性黄色ブドウ球菌(いわゆるMRSA)が出て、大問題になり
ました。
このような結果、とくに1960 年代以後、耐性菌は医療上の深
刻な問題として大きく取り上げられるようになったわけですね。
そのため、いま医療の現場では、こうした抗生物質を「安易に」使
うことができなくなりました。
★★★
それなのに、あろうことか、ふだん食べる「食べもの」に、こうし
た抗生物質が大量に含まれている時代になったわけです。
さあ、今後の人間たちの未来は、はたして……。
ささささ、本文をどうぞ、ご覧下さい。
★目次
★(第1章)
ほとんどの風邪は、ウイルスが原因です。だけど、風邪にはこの抗
生物質は効かないんですね。効きません。それなのに、多くの患者
たちは、風邪になれば医療者たちに抗生物質を希望する。だけどそ
れを服用すればするほど……(笑)
★(第2章)
この1年間で、世界の農場主が家畜を育てるために使用した抗生物
質は、なんと6万3000トンを超えています。そして研究者たち
の予測によりますと、今後2030年までに10万5000トン以
上にもなると……
★(第3章)
つまり、「アメリカ」のマクドナルドは、2015年の3月4日、
人間の感染症の治療に使われる抗生物質を餌(えさ)として与えた
鶏肉の使用を、アメリカ国内店舗では「今後2年をかけてやめてい
く」と発表したんですね。えっと……2年をかけて……です(笑)……
★(第4章)
結核の特効薬と呼ばれる抗生物質「ストレプトマイシン」が開発さ
れたことによりますが、それ以後、今まで不治の病とされていた結
核は、それほど怖い病気ではなくなりました。そして、今日では感
染症で死亡する人はかなり少なくなったわけですが、しかし……
★(第5章)
日本の外食企業たちの姿勢は、どうなのだろう。ケンタッキーフラ
イドチキン、マクドナルド、ロッテリア、モスバーガー、SUBWAY
たち。そして、じつは、野菜への汚染へと……
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